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「侵略」踏襲しない方向で調整 首相談話

2015年8月7日 12:30
「侵略」踏襲しない方向で調整 首相談話

 来週発表する戦後70年の首相談話について、安倍首相が過去の村山談話などに盛り込まれた「侵略」との表現を踏襲しない方向で調整していることがわかった。

 談話をめぐっては、現段階で「侵略」との表現を踏襲せず、直接的には用いない方向で調整している。一方、6日、安倍首相に提出された有識者会議の報告書では「侵略」を明記したが、2人の委員からは異議が出ていた。

 7日、安倍首相はこうした点をあげながら、「侵略」との表現を踏襲しないことをにじませた。

 安倍首相「すべての方々が同じ認識に至っていない部分も当然あるわけでございまして。そういうことも含めてですね、私は今回、報告書をしっかりと吟味をしながら、談話にまとめていきたい」

 安倍首相は14日に談話を閣議決定した上で会見する方針。